3-2 掘 削 (初級編) | ||||||
3-2-1 掘削法 機械土工の基本的な掘削法は、切土の進め方により2つに大別できます。 ダウンヒルカット(傾斜面掘削)工法とベンチカット(階段式掘削)工法です。 ダウンヒルカット工法は、傾斜面の下り勾配を利用して掘削を行う方法で、ブルドーザやスクレーパ系の掘削に適する工法です。 ベンチカット工法は、階段状に掘削を進める方法で、ショベル&ダンプトラック工法に適した工法です。 更に細かい機種別の掘削法は、次の掘削機構により分類できます。 |
||||||
|
||||||
|
||||||
3-2-3 掘削性 Excavatability 掘削における機種選定では、当然ながら掘削性が問題となります。 即ち、掘削限界と生産性(m3/h)を知る必要があります。 掘削機械の掘削性は、弾性波速度で掘削適用範囲を示すことが多く、図-4は、「道路土工要綱」からの引用したもので、汎用的な掘削機械の一般的な掘削性を示しています。 |
||||||
![]() 図-4 掘削工法の適用限界 (道路土工要綱) |
||||||
3-2-4 リッパビリティ 掘削機械の掘削性の中でも、岩掘削よく用いられるリッパの掘削性を特にリッパビリティ(Rippability)と称します。 図-5は、100〜37t級リッパ付ブルドーザの岩種別のリッパビリティを示しています。 → リッパ工法 |
||||||
![]() 図-5 リッパビリティ |
||||||
|
||||||
![]() ![]() ![]() ![]() |