油 圧 割 岩 機
油圧割岩機:MHS900

割岩機工法は無発破工法として、静かな岩掘削を行えます。 まず、穿孔装置で孔を空け、その孔に油圧クサビを挿入して岩盤を割岩破砕します。
山崎建設では、以下のような様々な割岩方式の豊富な施工実績を有しています。

一体型 油圧割岩機

最初の大型油圧楔割岩機は、左の写真のように穿孔装置との一体型として開発されました。
弊社は本機を最初に導入し、無発破工法として、割岩工法の普及に貢献しました。

MHS900: ハイドロスプリッタ
 運転質量: 23.2t
 定格質量: 112kW(150PS)
 割岩力: 9.1MN
 ウェッジ長: 1,500mm

油圧割岩機:BP500 一体型 油圧割岩機

BP500: パワースプリッタ
 運転質量: 24.3t
 定格質量: 104kW(140PS)
 割岩力: 4.9MN
 ウェッジ長: 1,460mm

分割型 油圧割岩機:HRB-1000 分割型 油圧割岩機

左の油圧割岩機は、バックホウ等で吊下げる懸垂式、穿孔機械は別に用意します。 吊下げ式なので、斜孔等への挿入が容易、また、穿孔作業と割岩作業をそれぞれのペース行えます。

HRB-1000: ビッガー
 質  量: 650kg
 割岩力: 10.8MN
 ウェッジ長: 1,150mm
HRB-1700:
 質  量: 1,500kg
 割岩力: 16.8MN
 ウェッジ長: 1,850mm

油圧割岩機/ロックスプリッター:FRS98 楔型ではなく、多数の油圧ピストンが左右にストロークして割岩するタイプもあります(YRC-100等)。

写真は、9個の油圧ピストンを持つロックス プリッタを3連で使用。

FRS98: ロック スプリッタ
 質  量: 40kg
 割岩力: 16.4MN
 パワーシリンダ長: 975mm
小型油圧割岩機:ダルダ
油圧式ロック・コンクリートスプリッタ

小規模工事には、小型の手持式のダルダが利用されます。

ダルダ  Darda
 C-2S :17kg
 C-4S :21kg
 C-9S :22kg
 C-10S :32kg
 C-12SN :31kg
 C-12SL :32kg

油圧割岩機の施工手順
図: 油圧割岩機の施工手順

穿孔機(さく岩機)の騒音レベル 油圧割岩機は、穿孔機(削岩機)で穿孔した孔内に楔(くさび)を挿入して岩石・岩盤に亀裂を入れてを破砕する機械である。 上図のような施工手順で岩盤を緩めた後は、リッパやブレーカで2次破砕を行う。  
楔形割岩機には、油圧式の他に打撃式楔がある。 このタイプは、せり矢をドロップハンマで打撃して打込む。 エネルギは大きいが、振動・騒音の点で不利である。 騒音は防音カバーで低減する。

油圧式の割岩作業時に発生する振動・騒音は、楔の挿入時には問題になることはなく、穿孔時の騒音が最大となる。
また、穿孔機の振動はブレーカに比較しても小さく、周辺への影響はないと考えてよい。
左図に穿孔機の騒音レベルの測定例を示す。
  掘削性 Excability.pdf
  建設機械の騒音と振動


                     山ア建設

岩掘削割岩機  低公害岩石処理      ブレーカ