第二名神高速道路 栗東トンネル西工事

栗東トンネル西工事は、第二東名・名神高速道路の中硬岩〜硬岩地帯での
”TBM導坑先進拡幅掘削工法”の試験施工の役目を担っています。


 Tunnel Boring Machine

   
 形  式: オープン型
    掘削径: φ5.0m
    機  長: 15.4m
    全  長: 約 90m
    重  量: 約 355t
    総出力: 約 1400kW

まず、上り線本坑へ作業横坑を掘り、本坑断面トンネルを130m掘削して、TBM発進基地とします。
この発進基地から西側坑口へ向かって、TBMを先進導坑として上り線の掘削を始めます。
そして、西側坑口に到達後、坑外で反転し、下り線を掘進して到達基地を目指します。
 上り線発  進 : 1998.6.12
     貫  通 : 1999.6.28
     貫通式 : 1999.7.20

←上り線の掘進を完了し、西側坑口で点検整備を終え、下り線へ再投入する前の姿
 日本新記録を達成!

平均月進: 338m/月 (Max. 516m/月)

上り線の経験を生かし、下り線では、5m級TBM掘進の日本新記録を樹立して、
7/6の到達式を迎えることができました。

  下り線 発 進: 1999.11.15
      到 達: 2000.6.26

貫通後のTBM解体作業

左は役目を終え、解体撤去作業中の写真です。(2000.7)


現在、当トンネルは、本坑拡幅工事を行っています。 右写真は、拡幅中の上半切羽、真ん中の穴がTBM導坑です。

 :2002.3
 ← 3車線となる本坑下り線の上半の状況  


    :2002.4
下り線坑口の状況 → 



    :2003.1
 
← 下り線本坑の覆工完了部の状況  


    :2003.1

                    山崎建設(株)大阪支店

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