白 岩 砂 防 ダ ム の リニューアル 工 事


 右 岸 部 岩 盤 補 強 工 事

砂防ダムとして国内最大規模を誇り、登録有形文化財でもある富山県立山の白岩砂防ダムは主要構造物の老朽化と共に、右岸山腹の不安定斜面が顕在化し、リニューアル工事に着手しました。

その第一段階の補強工事は、対象岩盤の背面にトンネルを掘り、そこからアンカーを打って不安定岩盤を補強する全国で2例目の工事です。
山崎建設は2号トンネルからの工事を担当しています。


 ↑2号トンネル坑口

通常アンカーは片側だけの定着だが、地山内に掘った坑内と岩盤表面の双方に定着させて、岩盤崩落を防ぐ。(全断面定着オール布パッカー方式)



←上向き穿孔機(アロードリル)

長尺アンカーの上向き施工対策: 長いロッドの質量を支えれる機構に改良。

                    : 2002.7
B領域を二重管ロータリパーカッション方式で穿孔し、A領域に入るとロータリ方式で岩盤表面を突き抜く。 セメントミルクは布パッカーにより漏れ出さない。 定着長はA領域内で3m確保し、足りない場合はロックボルトとする。

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 アンカ挿入装置(特許出願中)
  60mの送り出しが可能
穿孔後の支圧盤取付け状況
この後、セメントミルクを注入し、ジャッキ緊張を施します。

                          : 2002.8
 山崎建設 中部支店 

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